ICCでの展示、昨日からはじまりました。これから来年の3月10日まで展示上映されます。
ご来場いただいたみなさまには全身でこの映画をお楽しみいただけたらと思いますが、ひとつお伝えしておきたいことがあります。
本作品の体験の強度や与える印象に鑑み、本展担当学芸員と作家およびNTT研究所との協議により、3シーンほど、黒み、およびボカシを入れて上映することになりました。つまり、画の表現として過激すぎるため、そのシーンの画は黒みにして音と触感だけを残しています。
ICCで上映するためには仕方のなかったことですが、体験してくださるみなさまには、出来れば黒みを黒みとして受け取らず、その暗がりの向こうにはなにか画が潜んでいることを、音と触感から、イメージを膨らませてほしいです。実は、物語が次の段階へ移行するとても重要なシーンだったのです。ひとつ言えるのは、誤解を受けやすいかもしれないけれど、この作品は間違いなくハッピーエンドだということ。あのラストにいくまでに、一体どんな展開があってああなったのか、今回はそれぞれのストーリーが膨らめばいいなと思います。
そして、次にどこかで完全版を上映できる日がきたら、そのときはまたぜひお会いしましょう!!