「生田絵梨花と○○○」監督しました!
さきに言わせていただくと、音楽はBabiさんです!!
撮影3日前に依頼されて、企画、衣装集め、美術小物集めに、自宅も開放して撮りきり、撮り終わったら納期まで2日しかない状況で完成させていたら、最後のクレジットに、Babiさんのお名前を載せるのをなんと失念してしまいました。。。Babiさんごめんなさい、
企画は一晩で完成させたけど、そこから撮影まで2日間しかなかったので、撮影時のスタッフの方には大変お世話になりました。
そして撮り終わってから完成までは、実質48時間くらいしかなかったから、最後の部分は本当に音楽のbabiさんとの二人三脚でした。短い中で一緒に悩んだり盛り上がったりしたから、わたしも諦めずに完成に向かえました。この場もお借りして改めてお礼申し上げたいです。
最近は、どんどん映像の業界も予算低下が進んでて、これで頼むのが当たり前!みたいなかんじで予算や日程の常識も破壊されていってるのかもしれないけれど、そんな目の前の状況に立ち向かいつつ、ちゃんと、つくりたいものはつくりたいなと思ってやっています。つくる、手を動かすってことをやったことのないひとは、このスケジュールがどれだけプレッシャーか、わかりづらいと思いますが、本当に負担で、撮影後はお腹が盲腸みたいに痛くなって寝込んだりしてた。。
そんななかちゃんと完成したから嬉しいです。
この案のきっかけになったのは、大島弓子先生の「サバの秋の夜長」。猫と同棲する大島さんのエッセイ漫画です。気持ちが不安定だったりどうしようもなく怒って寝付けないときとかに読むと、気持ちが落ち着きます。あったかい気持ちを取り戻せる作品です。
今回は、生田さんが自宅で変な生き物を飼っている、という日々を描いています。変ないきものがどんな感じかは、予告編でご覧いただけます。本編では、○○○との距離がより縮まって、気を許しあい、○○○は生田さんの手の届かないかゆいところを助けてくれるような、存在になっていきます。実際にこんなやつがいたらと思うと、個人的には欲しくてたまらない友達ペットです。
本編には入れられなかったけど、ほんとはこのはなしにはアナザーストーリーがあって、あの○○○は、小麦粉を食べて生きるんだけど、たまにうんちもします。それはよく見ると生米です。生田さんはそれを発見し、まさかと思って集めて炊いてみます。すると、よく知ったあのにおい、赤ちゃんのうんちみたいな、炊きたてのお米の香りがしてきます。一口、口に入れてみると、ねちゃねちゃ粘る、それはまさしくお米でした。お米として育てられていないけれどお米の成分と全く同じ、食べられる物質だったのです。
他にもいろんな話を膨らませながらみてもらえる映像になっていると思います。
本編もどうぞお楽しみください。